強盗の怖い話 家に尋ねてきたおかしな人

あれは、私が中学1年生の頃でした。

当時、両親は共働きです。

学校から帰ってきても家には私一人。

普段は友達と遊びに行くことも多かったのですが、その日は特に予定がありませんでした。

私は、一人リビングでテレビを見ていました。

時刻は4時か5時くらいだったと思います。

ピンポーン

家のインターホンが鳴りました。

中学生の女子一人の留守番です。

むやみに玄関を開けるのが怖かったので、インターホンを無視しました。

ピンポーン

もう一度鳴るインターホン。

さすがに出ないと駄目でしょうか。

玄関の鍵を開けるのが怖かったため、私は玄関横の小さな窓を開けました。

玄関に立っていたのは、少し小汚い感じの作業服を着た30歳くらいの男性でした。

頭にはこれまた作業服がよく似合う帽子をかぶっています。

私が窓を開けたのにびっくりしたのか、家に誰かがいたのかがびっくりしたのか分かりませんが、その男性はとても驚いたような顔をしました。

「あ、あの・・・お父さんか、お母さん・・・家の中に、大人の人はいるかな?」

私は、男性のその質問に違和感を感じ、とっさに答えました。

「はい。奥に父がいます。」

すると、男性の目は泳いだような動きをしました。

そして、こう言いました。

「え・・・え? いるの?!・・・ああ、そうなんだ・・・うん、じゃあ、いいや・・・きっとお父さん忙しいと思うからさ・・・また今度でね・・・・えへへへ。」

無理して作ったような笑いを受かべて、男性は後ずさりするようにその場を離れていきました。

私は、その男性の違和感のある行動が、もう怖くて怖くて。

窓を閉めると、しばらくの間震えてしまいました。

もしも、今家に誰もいないことがさっきの男性にばれたらどうしよう。

そんな不安がずっと頭をよぎってしまいました。

もしも、あのとき両親が家にいないと言ったら、どうなっていたのでしょうか。

考えただけでも鳥肌が立ちます。

それ以降、家に一人でいるのが怖くてたまらなくなってしまったことは、言うまでもないかもしれません。

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